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不動産クラウドファンディング投資家CAni

■個人投資家に話題の「不動産クラウドファンディング」とは
不動産事業者が、不動産特定共同事業法に基づいた許可取得を行ったうえで、不動産取得資金をクラウドファンディング形式で調達する行為を、不動産クラウドファンディングといいます。
ここ数年の不動産特定共同事業法の改正で、
・投資家との不動産特定共同事業契約締結をオンラインで済ませること（＝電子取引業務）や、
・不動産をSPCに譲渡し、貸借対照表からのオフバランスを図る「特例事業」などが解禁され、
一気に、新規参入事業者が増加してきました。

※不動産クラウドファンディングの免許・許認可関係について詳細は、ソーシャルレンディング・ラボなどの専門サイトをご確認下さい。
https://social-lending.online/real-estate-crowdfunding/listed-companies/

投資家においても、一口数万円前後の少額から、不動産を投資対象とするファンドに出資できる、とあって、これまで「不動産投資に興味はあるが、投資のために融資を受けるのは嫌だ」と考えてきた投資家層に、人気を呼んでいます。

■不動産クラウドファンディングの課題
不動産事業者にとっても、投資家にとっても、一定のメリットがあると言われている不動産クラウドファンディングですが、制度上の課題もあります。
例えば、不動産クラウドファンディング事業者の大半が、多量の解約申請が一時に集中するのを防ぐため、出資の中途解約を「原則として不可」と規定していますが、これでは、投資家の資産流動性が低くなってしまいます。
こうした課題の解決に向けては、投資家、及び、不動産クラウドファンディングを展開している不動産特定共同事業者、双方が、解決のための意見交換などを行うことが効果的でしょう。