おひさしぶりです。

フリースクールを始めて、今年で32年になります。30数年前には登校拒否というのが一般的で、その後行政の側から不登校という用語が一般的となりました。しかし、登校するのが善だと考える側の人間からすれば、不登校かもしれませんが、不はマイナスを意味するわけで、自分が悪いわけでもなんでもなく、学校に問題があるケースが多いわけですから、不登校とマイナス評価されては、たまったものではありません。無通学生というのが近いのではないでしょうか。学校に問題があって、教室に入りにくい空気がみなぎり、信頼できる教師にも出会えず、自然と学校から遠ざかったのは、本人の責任でも家庭の問題でもないのです。だれにでも起こる不登校だと文科省も発表し、不登校は問題行動ではないと説明しています。いまや学校だけではなく、多様な学びの時代だと教育機会確保法が成立しました。すでに教育は新しい扉を開き、これまでの管理主義的なあり方が大いに問われています。多様な時代にふさわしい新しい学びに、どうぞ興味関心をむけてください。