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日本現代美術私観 高橋龍太郎コレクション

2024/09/04 15:27
やまちゃん1
高橋龍太郎コレクションから作品を選び考察する。

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  • 2024/09/04 15:30
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    『ひとりの精神科医が集めた日本の戦後

    高橋龍太郎コレクションは、現在まで3500点を超え、質・量ともに日本の現代美術の最も重要な蓄積として知られています。本展は、1946年生まれのひとりのコレクターの目が捉えた現代日本の姿を、時代に対する批評精神あふれる作家115組の代表作とともに辿ります。』展覧会HPより

    コレクションを代表する作品。
    会田誠「紐育空爆之図(戦争画returns)」1996年の“引用”をみる。

    ベースは洛中洛外図屏風、∞に旋回する零戦は、加山又造の千羽鶴、摩天楼の火災は平治物語三条殿焼き討ち、フォログラムの零戦は川端龍子の香炉峰から引用している。「戦争画returns」は藤田嗣治の戦争画を意識しているだろう。屏風はキリンビールのビール瓶箱を土台にし、現代のふすまに描かれている。諧謔性を忘れていない。複雑な構成は、日本現代美術を語る上で忘れられない。
  • 2024/09/04 15:33
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    日本の現代美術において“少女”は重要なアイコンになっている。
    源氏物語の「若紫」、伊勢物語の「若草」で、光源氏も業平も十歳ほどの少女の可愛らしさに性的視線を投げかけている。一方、稚児之草紙に見られる“少年愛”の変形が“少女愛”だと主張する澁澤龍彦の『少女コレクション序説』もある。いずれにせよ、手塚治虫、宮崎駿の美少女に代表されるマンガ、アニメによって、日本の美少女文化、カワイイ文化は世界のアイコンですね。

    写真は、会田誠「大山椒魚」2003 奈良美智「Untitled」1999、鴻池朋子「第4章 帰還―シリウスの曳航(部分)」工藤麻紀子「もうすぐ衣替え」2003、川島秀明「roses 」2006 加藤美佳「パンジーズ」2001 小谷元彦「ファントム・リム」1997
  • 2024/09/04 15:41
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    鴻池朋子「第4章 帰還―シリウスの曳航(部分)」工藤麻紀子「もうすぐ衣替え」2003、川島秀明「roses 」2006 加藤美佳「パンジーズ」2001 小谷元彦「ファントム・リム」1997

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