- ブロトピ
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細部の描写や比喩の感性、文章のリズムがいい。さらさらと小川を流れる、透明な水のような味わいです。一方で細部を積み上げた「作品」として全体を見ると、かなりツッコミどころがあるかな。「食堂かたつむり」(小川糸、ポプラ文庫)は失恋して声を失った女性が、故郷で小さな食堂を始める再生の物語です。 小説と言う… ことばを食する 2019/11/13 19:31
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この本はとても面白かったです。一般的な「派手な起業」ではなく、新しい「地味な起業」が提案されています。僕たちは、地味な起業で食っていく。 今の会社にいても、辞めても一生食いっぱぐれない最強の生存戦略 [ 田中 祐一 ]価格:1,540円(2019/11/9 16:24時点)あぁ、こういう考え方でも働… 会社員をしながら副収入G… 2019/11/12 08:00
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才能ある作家が、束縛なく想像力を解き放った作品だと思いました。「消滅世界」(村田沙耶香、河出書房新社)は、作家仲間から「クレイジー沙耶香」と呼ばれる村田さんの世界そのもの。誰にも似ていないし、真似もできません。ページをめくれば、読者を引き込む力も備えています。ただし素朴に作品を楽しめるかというと、… ことばを食する 2019/11/11 16:09
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夜行列車というものをご存じでしょうか。ケンイチが子どものころ、自分が把握できる世界の縁より、さらに遠くへ行くためには夜行列車に乗りました。少なくとも一度は夜が明けなければ、別の世界へ行けなかったのです。思い返せばとても自然で、リアルな世界の在り方でした。 夜、ケンイチ一家が乗ったのは大阪に向かう夜… ことばを食する 2019/11/09 23:46
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事故物件サイト・大島てるの絶対に借りてはいけない物件 怖いもの見たさで借りてみた本です。 章ごとの初めに短い漫画があり、わかりやすく読みやいです。 事故物件には、狭義と広義の意味があります。 どちらにもあたりたくはないですよね。 極端に安い物件には、注意が... Meg★のマンションDi… 2019/11/07 20:50
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はたして小説に「癒やし系」というジャンルがあるのかどうか分かりませんが、「ツバキ文具店」(小川糸、幻冬舎)はそんな1冊でした。いい作品には派手な道具立てやストーリー、大げさな悲劇も喜劇も必要ないということを伝えてくれる小説です。興奮した、刺激的、あるいは涙したではなくて、ただ「沁みた」が一番適切か… ことばを食する 2019/11/07 19:54
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書籍の取次大手、トーハンが2019年10月期のベストセラーを発表しました。1位と3位が「鬼滅の刃」シリーズと、今月は圧倒的な強さです。2位に食い込んだのが、伊集院静さんの「大人の流儀」シリーズ9冊目。これもシリーズ累計200万部に迫る、息の長いエッセイです。 6位に又吉直樹さんの「人間」。又吉さん… ことばを食する 2019/11/06 19:05
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精油と植物油・バターの図鑑です。植物の詳細だけでなく、アロマテラピー検定についても記載があります。最新4訂版 アロマテラピー図鑑 [ 佐々木薫 ]価格:1,650円(2019/11/4 12:30時点)香りを味方につけて、日々のストレスに対応していきたいですね! 会社員をしながら副収入G… 2019/11/06 08:00
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京都国立博物館で俵屋宗達を研究する望月彩のもとへ、アポ無しでマカオ博物館の研究員が面会を求めてきました。要請を受けてマカオを訪ねた彩は、古い教会跡から発掘された1枚の油絵と日本語の古文書の束を見せられます。 油絵に描かれているのはギリシャ神のユピテル、アイオロス(風神、雷神)。分厚い古文書には天正… ことばを食する 2019/11/05 00:58
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マンション管理員Meg★です。 最近も、どんどんマンション関係の本を読んでいます。 ◆中古マンション購入のススメ◆ 小島紀昭 20 年以上にわたり都心で不動産の営業として、賃貸・購入を問わず 数え切れないほどのお客様に住まいを紹介して来られた著者が書かれて いる... Meg★のマンションDi… 2019/11/04 20:49
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年金はすでに破綻しているようなもの。そこで数年前から現役世代にゴリ押しされているのが個人型確定拠出年金(iDeCo:イデコ)です。iDeCoの仕組みやメリットを、少ないページ数でとても簡単に分かりやすく解説されている本がこちらです。図解ポケット はじめてのiDeCo [ 宮崎哲也 ]価格:935円(… 会社員をしながら副収入G… 2019/11/04 09:48
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一人の新聞記者のルポルタージュです。事件は2004年6月1日、長崎県佐世保市の大久保小学校で起きました。6年生の女子児童が、同級生の御手洗怜美(さとみ)ちゃんを多目的教室に呼び出し、後ろから首をカッターナイフで深く切って殺害。返り血に染まった女子児童は、自分の行為を隠すことも、泣くこともなく認めま… ことばを食する 2019/11/02 00:44
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日本の経済政策がわかる 目からうろこが落ちる 奇跡の経済教室 という本を読みました。 なぜ日本は高度経済成長から続くバブル崩壊後、ほぼ安定して赤字傾向が続いているのかという疑問への答えが、 この本の冒頭部分を読むとすぐに理解できました。 デ… 本と映画がある暮らし 2019/10/29 09:42
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読みながら何度か、涙腺が緩んでしまったのです。「やっぱり、やられちまうなあ」と苦笑いし、こっそり手の甲を目尻に持っていくことになりました。誰かに見られていないか、辺りを気にしながら。本の奥付を見ると2002年だから、17年ぶりの再読になります。 わたしは未だに、男の涙を恥じる意識を強く持った古臭い… ことばを食する 2019/10/26 22:11
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久しぶりに、ベストセラーで過去を振り返ってみます。2004年、ヨン様とセカチュー(世界の中心で愛を叫ぶ)が流行語になった年ですが、当時わたしは大きな仕事に直面して流行とは縁のない生活を送っていました。みなさんはどんな年だったでしょうか。 NHKの「冬ソナ」から始まった韓流ブーム、凄かったですね (… ことばを食する 2019/10/24 19:31
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転職の思考法 心に響いた文章は、こちらです。 【いつでも転職できるような人間が、それでも転職 しない会社が 最強】 転職を考えている方だけじゃなく、これから仕事をする若い方や、 現在仕事に関わっている方などいろんな方に読んでもらいたい ような本です。 物語形式で読みやすく、面白かったです。 私… ミニョン☆の備忘録 2019/10/23 22:25
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映画も公開される恋愛小説のロングセラー。野暮な批評なんて、どーでもいい雰囲気なのが「マチネの終わりに」(平野啓一郎、文春文庫)です。そもそも優れた恋愛小説ほど、読んで楽しめばいいのであって、その先は何も必要ないのかも。だから、終わり。 という思いに、させられた作品でした。同時に、読みながら作家とし… ことばを食する 2019/10/22 19:18
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「事実は小説より奇なり」という、使い古された言葉があります。わたしにとって、これには二通りの解釈があります。 1つ目。小説家がどんなに派手に想像力を働かせても、現実に起きる展開には及びません。地震、原発、スーパー台風、テロなどを描いた小説はあっても(高島哲夫さんとか)、地震、津波に原発事故までを1… ことばを食する 2019/10/19 22:38
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「仕事も部下の成長スピードも速くなる 1分ミーティング」 石田淳 読了。 自分の中でなるほどと思ったことを備忘録として残す。 仕事も部下の成長スピードも速くなる 1分ミーティング posted with ヨ … "「仕事も部下の成長スピードも速くなる 1分ミーティング」 石田淳 読了" の 続き… 気の向くままに 2019/10/19 18:43
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「蜜蜂と遠雷」の主要登場人物たちのエピソードを集めた短編集が「祝祭と予感」(恩田陸、幻冬社)です。時間的には前作の舞台になった芳ケ江国際ピアノコンクールの後、あるいは前と、収録された6編はそれぞれです。 映画の公開に合わせて発売されたスピンオフ(派生的)短編集。映画はさておき、「蜜蜂と遠雷」を読ん… ことばを食する 2019/10/18 21:09
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