- ブロトピ
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4位に湊かなえさんの「落日」が入ってきました。文芸書は、4週間ぶりのベスト10入りです。「おしりたんてい ラッキーキャットは だれの て に!」が相変わらずの強さでトップを譲りません。2位の「大家さんと僕 これから」も、7月末からずっと売れ続けているようです。 6、7、8位は初登場です。「上級国民… ことばを食する 2019/09/11 18:37
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流し読みできない作品、読み始めて思わず背筋を伸ばす作品というものがあり、わたしにとって「山中静夫氏の尊厳死」(南木佳士、文春文庫)は、そんな1冊でした。南木(なぎ)さんは「ダイヤモンドダスト」で第100回芥川賞を受賞。「医学生」「阿弥陀堂だより」(いずれも文春文庫)など、内科医の視点からいのちを見… ことばを食する 2019/09/09 21:00
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ケンイチが初めて文庫本に出合ったのは、中学校に入学した日でした。排気ガスをまき散らして車が行き来する国道8号線を挟み、向かいに住む「鷲本先生の奥さん」から、入学祝いにと岩波文庫の芥川龍之介をもらったのです。小学校を卒業したばかりの子どもにとって、パラフィン紙にカバーされた文庫本は、大人の世界そのも… ことばを食する 2019/09/07 22:37
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著者:上橋菜穂子 出版:角川書店 【総合】 ★★★☆☆ 【ストーリー】 ★★★★☆ 【感動】 ★☆☆☆☆ 【エ […] Masa's Recor… 2019/09/06 20:00
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書物、雑誌、新聞と、出版物を取り巻く環境は1990年代半ば以降、劇的に変化し続けています。「紙の活字文化」という視点でまとめるなら、「衰退」という2文字があらゆる数字から浮かび上がります。衰退する世界の、日々印刷されて店頭に並ぶまでがメーンストリートなら、古書の世界は紙の活字文化が内包したセカンド… ことばを食する 2019/09/02 21:28
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9月1日から3昼夜続く、富山市・八尾の「おわら風の盆」が始まりました。指先1本1本まで芯が通って乱れない、踊りの美しさ。胡弓と三味線が鳴らす、緩やかで切ない地方(じかた)の調べ。歌い手が息長く、高い声で歌い上げる正調おわら。おわらの歌詞はたくさんあるのですが、男と女の情を歌ったものがかなりを占めま… ことばを食する 2019/09/01 21:44
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4日かけて、昔習った日本史のおさらいをしていました。歴史に詳しい方には今さらと笑われそうですが、日本から中国の都・洛陽にまで使者が行き、後漢の光武帝からあの有名な金印「漢委奴国王」(漢の委 わ の奴 な の国王)を授かったのは、西暦57年でした。これって、単に気まぐれな旅人が海を渡ったわけではなく… ことばを食する 2019/08/30 23:00
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50歳を過ぎて「雪国」(川端康成、新潮文庫)を再読したとき、男と女を描いてこれほどまでに艶(なまめか)しい小説だったのかと、唖然としました。つんと底冷えする雪国だからよけい、一途に織り上げられていく「女」が切ないのですね。 逗留する越後湯沢の温泉宿で、島村と駒子が一夜をともにした翌朝、駒子は人目を… ことばを食する 2019/08/28 00:14
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日本語も素敵だけど、英語にも面白い言葉や表現がたくさんある。例えば”circumnavigation”は世界一周旅行を意味するし、”defenestration”は窓から人を放り投げることを意味する。そして、”disestablishmentarianism”は18世紀頃のイギリスの政教分離主義のこ… a Translator… 2019/08/27 00:40
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僕にとって、英文と比較して和文のほうが目で追いやすいし、英語の文よりも遠くから視覚的に捉えられるというか、英文の場合は字や語句をひとつひとつ噛み締めて意味を取り込みながら読むのに対し、日本語はひらがな、カタカナ、漢字が混ざっていて歯切れも良く、絵を鑑賞するような感覚で、一斉に多量の情報を取り込むこと… a Translator… 2019/08/24 12:14
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僕は基本的には、ひとつの考えを持って、翻訳に取り組んでいる。それは、売るものがなんであれ、その商品に関連する翻訳のクオリティーを高めれば、海外市場での売上げが伸びるであろうというものである。小説、音楽、映画、ゲーム、ビジネス、販促、HP、広告、すべての分野で言えることだろうし、日本語から英語、そして… a Translator… 2019/08/24 08:40
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前にも書いたけれど、広い意味でのエンターテインメント分野の場合、スラングからスラング、そして隠語から隠語へ言葉を翻訳するのは絶対に控えたほうがいい。なぜならスラングや隠語には時事的で生活臭のする通俗表現が多いし、すぐさま読み手が自身の日常の現実に引き戻され、諸外国の作品に触れる楽しみも意味も半減する… a Translator… 2019/08/24 05:50
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ラスタファリズムと言えばその発祥地であるジャマイカを思い浮かべる人も多いだろうけど、実は日本もラスタファリ大国である。日本はラスタの男性や女性もヨーロッパやアジアの他国と比較して桁違いに多いし、ラスタファリズムと密接な関係にあるレゲェも、希少価値のあるレコードやコレクター物については、ジャマイカ国内… a Translator… 2019/08/23 04:40
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書店の新刊本や文庫本コーナーをぶらぶらして、何冊か手に取り、食指は動くけれど買う決意のつかないことがよくあります。「あれ、まだ読み終わってないし」と、机の上の2、3冊を思い出したりして。「でも、どうせいつか買うなら、今買っておこうか」と思い直したり。同じ自問自答を繰り返し、気づけば店内を放浪して1… ことばを食する 2019/08/21 18:03
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スポンサーリンク NEKO@53です。こんにちは 習うより慣れろ!という 昭和な方法で資産運用を始めて 高い勉強料を払った末、 仕切り直すブログです。 ブログランキングを ポチってくださった方々 ありがとう […] お金を増やすブログ|53… 2019/08/20 21:54
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落ちないですね「大家さんと僕 これから」 。4週連続のトップです。9位の「劇場版 ONE PIECE STAMPEDE」は初のベスト10入り。2位「天気の子」の新海誠さんは、あの大ヒットアニメ映画『君の名は。』を制作した監督です。映画は新海さん自らノベライズして角川文庫に入っていますね。「天気の子… ことばを食する 2019/08/20 17:15
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僕は90年代にニューヨーク市に住んでいたことがあって、ヒップホップと言えばニューヨーク市のブロンクス地区やブルックリン地区、クイーンズ地区をすぐさま思い浮かべていたけれど、サンフランシスコ•ベイ•エリアに移り住んで、その考えが大きく変わった。なぜなら、サンフランシスコ市、そして近郊のオークランド市な… a Translator… 2019/08/20 02:47
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今週のベストセラー総合9位(2019.8.14集計)に入っていて、読んでみたのが「上級国民/下級国民」(橘玲=たちばな・あきら=、小学館新書)です。事前知識で興味をひかれたのですが、ちょっと参ったのが刺激的な言葉を連ねたカバー。「何だよこれ..」と、本を買って外したら、下にもう一枚普通のカバーが。… ことばを食する 2019/08/17 20:57
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国の為『命に逆らいて君を利する、これを忠と謂う』を実践した男の物語 著者:江上剛 出版:PHP研究所 【総合】 […] Masa's Recor… 2019/08/17 20:00
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中国地方の静かな山あいにある、寂れた温泉町。流れる一本の川に、人しか通れない石の橋が架かっています。町の子どもたちはみんな、その橋を渡って川向こうの小学校に通い、昔、花嫁はその橋を越えて町へ嫁いできました。橋は、過酷で、ときに華やかに見える外の世界へと通じる出口でもあります。 「かんかん橋を渡った… ことばを食する 2019/08/16 02:11
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