- ブロトピ
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「川端康成文学賞 全作品 Ⅰ」(新潮社、1999年・刊)より、1回めの作品、上林曉「ブロンズの首」を読み了える。 「川端康成文学賞 全作品」2冊を、メルカリで購入したのは、2019年12月の事である。本を購入して1年で読まない本は処分する、という文学者がいるけれど... 風の庫 2021/02/09 06:00
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マンガ誌「家庭サスペンス」vol.31が、AmazonのKindle Unlimited版になっていたので、タブレットにダウンロードした。ネットでご活躍の、暁龍さんの作品が載るからである。 vol.31の特集は、「民度低すぎ ゲス夫婦」である。7名の女流マンガ家の、7編を収める。 暁龍さ... 風の庫 2021/02/08 06:00
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ボブ・グリーンのコラム集「アメリカン・タイム」を読み了える。 彼の本を既に読んだかと、ブログを検索するが、ヒットしない。 集英社文庫、1993年・刊。45編のコラムを収める。 ボブ・グリーンは、シカゴ・タイムズのコラムニストになり、シカゴ・トリビューン紙、エ... 風の庫 2021/02/07 06:00
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岩波文庫の一茶「七番日記」(下)より、7回めの紹介をする。 同(6)は、先の1月7日の記事にアップした。 今回は、文化14年正月~6月の半年分、295ページ~329ページ、35ページ分を読んだ。 江戸俳壇を離れ、54歳で得た長男・千太郎が早逝し、老境に入る。それでも新し... 風の庫 2021/02/06 06:00
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岩波文庫のヒポクラテス「古い医術について 他八篇」を読んでみる事にした。現在、新型コロナウイルスの伝染病が世界的に流行している。また個人的にも、大動脈周囲炎と膵臓腫瘤のため、入院後の通院を続けている。 1963年・第1刷、2010年・第35刷。ヒポクラテスは、医... 風の庫 2021/02/04 06:00
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和田たんぽぽ読書会の2月読書会の課題図書、中島京子「夢見る帝国図書館」を読み了える。 僕は読書会を10月、11月と休み、1月例会も退院1週間の診察があり、参加できなかった。ブログには、昨年12月例会の記事が残っている。 2月課題図書は、中島京子の長編小説「夢見る... 風の庫 2021/02/03 06:00
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僕の属する結社歌誌「覇王樹」の2021年2月号が届いた。 実際は1月24日に届いていたけれども、記事アップする機会がなかった。 2021年2月1日付け・刊、36ページ。 全国誌上大会の結果が発表され、10位まで21首がアップされた。僕も参加したが、互選に入らなかった。 同... 風の庫 2021/02/02 06:00
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清水幾太郎の『オーギュスト・コント』を読んでいるが、めちゃめちゃ面白い。清水の著作をまともに読んだのは初めてかもしれないが、論の展開がスッキリしていて良い。コン 評論家・「暫-ZAN-」… 2021/01/31 10:35
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2021年1月の人気記事を振り返る。 昨年12月の振り返りは、今月1日の記事にアップした。 第3位は、1月5日の記事、入院15日めの報告、である。 薬の大量服用や、大部屋での入院などで、少し混乱し、ランダムに書いた記事である。 第2位は、1月13日の記事、12日に無... 風の庫 2021/01/31 06:00
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県内を中心とした詩誌「水脈」の、69号を読む。 贈呈の到着は、今月25日の記事、届いた3冊を紹介する(10)にアップした。 リンクには、同68号の感想へ、リンクを貼ってある。 詩では、N・としこさんの「掃く」に惹かれた。庭の落葉掃きの生活詩なのだけれど、4章は... 風の庫 2021/01/30 06:00
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総合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2021年2月号を、ほぼ読み了える。 到着は今月25日の記事、届いた3冊を紹介する(10)にアップした。 リンクには、同1月号の感想の記事へ、リンクを貼ってある。 巻頭作品には、中流市民の意識が強く、過去の痛みなど織り交ぜながら、平... 風の庫 2021/01/29 06:00
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沖積舎の「梅崎春生全集」第4巻(1984年・刊)より、6回めの紹介をする。 同(5)は、昨年10月12日の記事にアップした。 今回は、「時任爺さん」「阪東医師」「葬式饅頭」「遠足」の短編小説4編を読んだ。280ページ~303ページである。 「時任爺さん」は1946年の青年の... 風の庫 2021/01/28 06:00
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思潮社の現代詩文庫78「辻征夫詩集」より、第4詩集「落日」全篇を読み了える。 先行する詩集「隅田川まで」は、今月8日の記事にアップした。 「落日」には、16編の作品を収める。 表題作の「落日ー対話篇」では、恋の成就が描かれるようだ。しかし家庭を持ち、子供が... 風の庫 2021/01/27 06:00
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最近に手許に届いた3冊を紹介する。 荻原浩の短編小説集「家族写真」を、メルカリで買った。入院中の1月3日、スマホより注文し、妻が談話室に持ってきてくれた。 初めての作家である。講談社文庫の乃木坂文庫。2017年3刷。7編を収める。 ただ1種、購読してしている総... 風の庫 2021/01/25 06:00
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三浦哲郎の小説「夜の哀しみ」(新潮文庫、上下巻)を読み了える。 三浦哲郎の本では、昨年6月5日の記事に、短編小説集「冬の雁」をアップしている。 初出は、日本経済新聞・1991年9月14日~1992年9月13日である。新聞小説に文学を呼び戻す意気込みで始められた。 出稼... 風の庫 2021/01/24 06:00
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椎名誠の小説「黄金時代」を読み了える。 このブログでは、今月20日日の記事、読み了えた10冊で、「鉄塔のひと その他の短編」を挙げたのみである。 「黄金時代」は、単行本:1998年・文藝春秋・刊。文春文庫:2000年・刊。 中学3年生から、写真大学生までの「おれ」の... 風の庫 2021/01/23 06:00
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結社誌「覇王樹」の顧問・橋本俊明さんが贈ってくださった、歌誌「覇王樹三重」No.126を読み了える。 受贈は、昨年12月17日の記事、届いた3冊を紹介する(9)にアップした。同No.125の感想へ、リンクを貼ってある。 「覇王樹三重」No.126は、2020年9月30日、覇王樹三重... 風の庫 2021/01/22 06:00
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「むかしむかし....」で始まる、おばあちゃんの昔話。語りの前置きとして、各地の方言に形を変えながら伝わってきた、あるフレーズがあります。 ありしか なかりしか知らねども あったこととして聞かねばならぬぞよ これ、直裁で素朴で、かつ<物語>というものの本質に迫る一言です。 「三度目の恋」(川上弘美… ことばを食する 2021/01/13 15:58
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有明夏夫の小説「俺たちの行進曲」を読み了える 有明夏夫(ありあけ・なつお、1936年~2002年)は、1945年に福井県に疎開し、県内の勝山精華高等学校を卒業した。同志社大学工学部を中退し、後に作家となった。 「俺たちの行進曲」は、文春文庫、1984年2刷。 僕がなぜ、... 風の庫 2021/01/12 06:00
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三木卓の長編小説「馭者の秋」を読み了える。 集英社文庫、1988年・刊。379ページ。 前ブログ「サスケの本棚」には、思潮社の現代詩文庫44「三木卓詩集」と小説「野鹿のわたる橋」の感想が残る。小説を他にも読んだようだが、確信がない。 「馭者の秋」は、「わたし」(... 風の庫 2021/01/10 06:00