- ブロトピ
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あらすじ 一寸法師の不在証明 三条右大臣の落とし胤、冬吉が殺された。そこに容疑者として一寸法師の名が浮上する。一寸法師には動機があった。主人公は彼が犯人なのではないかと疑う。しかし、一寸法師には鉄壁のアリバイがあった。冬 ... ゲームの合間に読書でも。 2020/03/26 21:12
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作者の経歴 京都大学工学部を卒業後、一旦は建設コンサルタント会社に勤務したが、神戸大学医学部を再受験する。 医師免許取得後は、児童精神科医として公立病院に勤務。そこでは、発達障害・知的障害の診療にあたっていた。そこでの患 ... ゲームの合間に読書でも。 2020/03/23 21:45
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日本語には「冷静沈着」という四字熟語があって僕は好きだ。「沈着冷静」ともいう。「冷静」とは物事に動じず、理性的である様を意味し、「沈着」とは同じく物事に動じず、落ち着いた様を意味する。先行き不透明なご時世だからこそ、慌てず騒がず、「冷静沈着」を心がけたいものです。 a Translator… 2020/03/13 12:22
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あらすじ+α 4つの短編が収録された短編集。あらすじに、読んで思ったことをネタバレにならない程度にプラスして紹介する。 丸の内魔法少女ミラクリーナ 小学校3年生の頃、不思議な動物ポムポムからもらったコンパクトで魔法少女ミ ... ゲームの合間に読書でも。 2020/03/11 20:20
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過去になかった暖冬、というより異常気象のせいで、桜の開花が記録的な早さになりそうだと、気象会社は予想しています。早くも気になり始める桜前線。桜ほど、日本人に愛される花はないでしょう。いったいいつから、そしてなぜなのでしょうか。 奈良時代、万葉集に出てくる花といえば桜より梅です。「令和」の出典になっ… ことばを食する 2020/03/07 23:24
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新型コロナが世界に広がり、日本では学校が一斉休校、コンサートやイベントが中止になり、大相撲やセンバツ高校野球は無観客開催と、2020年3月は大変なことになっています。マスクは分かるとしても、トイレットペーパーや紙おむつまで店頭から消えたとなると、ウイルスよりも「幻」がパンデミック(爆発的感染)を引… ことばを食する 2020/03/04 20:19
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これを書いたのは作家として誠実な人なんだろうなあ。おいおい、作品に対して不誠実な作家などいるのかーと問われると困るのですが、それ以外に的確な言い方が思いつかないのです。小説としてしっかり組み上げた構成、史実への視線、作中に折り込まれている「遊び」にさえ、書き手の誠実さが漂っている気がします。おかし… ことばを食する 2020/03/02 23:28
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遊びをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれけん 平安時代末期の1180年ごろ、後白河法皇によって編まれた「梁塵秘抄」の中で、もっとも知られているのがこの歌ではないでしょうか。この歌が涼しい風のように心に触れてくるのは、言葉の後ろに、描かれていない反語とも言うべき世界を感じ取るからだと思います。 … ことばを食する 2020/02/25 16:17
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最初に読んだ「光秀の定理」が面白かったので、次も読むとすれば定評のある作品の前に、まずはデビュー作。「午前三時のルースター」(垣根涼介、文春文庫)は、読者を引っ張るストーリーのテンポと結末に、小説家としての大きな資質を感じました。シンプルに言えば、読ませます! サントリーミステリー大賞と読者賞のダ… ことばを食する 2020/02/18 00:07
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鏑木蓮のミステリー小説「白砂」を読みました。 「白砂」の概略 印象的だった点(ネタバレ少しあり) 最後(テンポよくて読みやすい) 「白砂」の概略 一人暮らしの予備校生がアパートで殺害される事件が発生。真面目な苦学生の不可思議な死を追う先に見える哀しい真実に色々と考えさせられるミステリー。 … 子供あそびレポ 2020/02/15 19:47
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「光秀の定理」(垣根涼介、角川文庫)を読みながら、ひさびさに小説というものを満喫しました。個性豊かな人物たちの造形と展開は見事で、しばしば味わい深い。わたしは垣根さんは初読でしたが、最後のページを閉じて思わず「これは、これは...」と、心の中で賛辞を贈っていました。面白い!。 京の辻にむしろを広げ… ことばを食する 2020/02/13 17:10
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奇跡の不動産屋が教える 幸運が舞い込む「部屋探し」の秘密 – 2019/2/20 鈴木 誠 (著) 感想です。 細かい表現は違うと思いますが、私の言葉で書きます。 風水の考えに似たような、部屋に入った時感じる【気】を大切に~。 著者が風水にお詳しいわけではないのですが、... Meg★のマンションDi… 2020/02/12 09:26
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都市伝説だと思っていた退職代行 多種多様な「代行」という行為がサービスとして確立され、ビジネスとして立派に成立している現在。 会社との超面倒なやり取りを業社に丸投げし、立つ鳥跡を濁しまくった挙げ句、ケツを拭くことすら忘れ […] 毒針を持つ男 2020/02/11 11:43
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書店に行くたびに目にし、気になりながら、なかなかレジまで持って行かない本。チェックリストのようなものですが、最終的に読むことなく忘れていく1冊もあれば、何か小さなきっかけで買う本もあります。 「 日日是好日 『お茶』が教えてくれた15のしあわせ 」(森下典子、新潮文庫)はそんなふうにして、この… ことばを食する 2020/02/08 18:55
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2020年のNHK大河は明智光秀が主人公ということで、書店にも光秀関連本を集めたコーナーができています。信長が光秀に討たれた本能寺の変は、日本の歴史を大きく変えた事件でした。なぜ光秀は主君・信長を急襲したのか。現代に至るまでいろいろ言われてきた大きな謎です。 「信長の革命と光秀の正義」(安部龍太郎… ことばを食する 2020/02/04 15:46
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まだ体調が戻らない 世界規模の拡大を見せるコロナウィルスの脅威に怯えつつ、相変わらず復調の兆しを見せぬ我が体調に、若干の焦りと戦慄を感じながら、気がつけば今日は令和初の「節分の日」である。大丈夫、大丈夫、私はここ何年も海 […] 毒針を持つ男 2020/02/03 23:42
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知人に、図書館司書の女性・Sさんがいます。 「藤沢周平って、60代後半以降のおじいちゃんたちに、すごい人気なんだよねー。なんであんなに借りていくんだろ」 と首をかしげるのです。なんとなく理由を説明できる気もするのですが、短く端的な言葉が浮かびません。そこで「Sさんは読んだことある?」と問い返しまし… ことばを食する 2020/01/31 19:13
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あらすじ+α 12の短編が収録された短編集。あらすじに、読んで思ったことをネタバレにならない程度にプラスして紹介する。 生命式 人が死ぬと故人を偲ぶ会が開かれる。それはどの文化圏においても、大体存在する儀式だ。しかしその ... ゲームの合間に読書でも。 2020/01/29 23:12
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「天才」(石原慎太郎、幻冬舎文庫)とは、だれか。カバー写真にある通り、国民の絶大な支持を得た総理大臣、そしてロッキード事件で逮捕、受託収賄罪で有罪判決を受けた田中角栄です。この小説の面白さは、書いた石原慎太郎さんが、当時は「田中金権政治」を糾弾する若手議員の急先鋒だったことでしょう。 田中軍団を率… ことばを食する 2020/01/29 00:25
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下級武士がけっこういろいろ食べて、昼から飲んで、「何だか楽しそうだなあ」と、うらやましくなったのが「幕末単身赴任 下級武士の食日記」(青木直己、ちくま文庫)です。わたしが持つ「下級武士=貧乏」「武士は食わねど.....」、あるいは「清貧」という固定観念を根底から揺らした1冊。下っ端だから仕事の責任… ことばを食する 2020/01/25 22:36
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